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002季節の薬膳 アーカイブ

2011年01月25日

春におすすめの薬膳

私たちは、普段生活していてあまり気付かないかもしれませんが、季節によって体調も変わっているものです。
たとえば、春には花粉症が流行しますよね。
花粉症によって、体の調子が悪くなる方も多いでしょうが、そういった時には薬膳料理が効果的です。

気温の変化によって風邪をひくことも多く、風邪を予防するためには、しそやねぎ、ごぼうなどの食材を組み合わせて、薬膳料理を作ると良いでしょう。
これらには、発汗作用がありますので、こういったものを毎日食べることで、風邪の予防に繋がります。

また、肝機能を整えるために効果的なのが、セロリやあわび、菊の花などです。
肝機能を整えると同時に、消化吸収機能を正常にすることも大切ですから、長いもやかぼちゃ、じゃがいも、鶏肉、とうもろこしなどの食材を摂取することもおすすめします。
ストレスによって肝臓の機能が衰えてしまうこともありますが、それによって便秘や下痢といった症状が起こることもありますので、そうならないためにも積極的に春にはこういった食材を使用して薬膳料理を作りましょう。

そして、梅雨になるとジメジメしますので、気分が暗くなることも多いのではないでしょうか。
そういった時にも、薬膳が活躍します。
たとえば、消化吸収力を向上させ、胃腸機能を正常にする働きのある食材として、とうもろこしやかぼちゃなどがあります。
また、むくみで悩んでいる女性も多いと思いますが、そういった時には黒豆やさくらんぼ、昆布といった利尿作用のある食材を摂取すると良いでしょう。

このように、季節に合わせて効果的な食材がありますので、うまく利用してみてください。

春の薬膳レシピ

春の薬膳レシピとして、ブロッコリーと菜の花のパスタをご紹介しましょう。
材料は、パスタ200g、菜の花6本、ブロッコリー2分の1個、赤唐辛子、パセリ、塩、黒コショウ少々、オリーブオイル大さじ3、にんにく1欠けです。
作り方は、菜の花の根元は切り適当な大きさに切っておき、ブロッコリーも食べやすい大きさに切っておきます。
パスタを茹でますが、パスタの茹で時間になる3分前に、菜の花とブロッコリーを同じ鍋の中に入れましょう。
フライパンににんにくのみじん切りを入れ、赤唐辛子、オリーブオイルも入れます。
にんにくがこんがり焼けたらゆで汁を大さじ2杯入れ、パセリも加えます。
茹であがったパスタと野菜をフライパンの中に入れ、更に茹で汁大さじ2杯を入れてしっかりと混ぜ合わせた後、塩や黒コショウで味付けをしてお皿の上にのせ、パセリを散らせば完成です。

そしてもう一つ、牛肉とセロリの炒めものをご紹介します。
材料は牛肉200g、セロリ1本、ごぼう1本、ごま適量、お酒、うまみ調味料、みりん、砂糖、しょうゆ、ごま油です。
作り方はセロリを薄切りにし、牛肉も一口大に切り、ごぼうは表面の汚れを落として笹がきにしてからあく抜きをしておきましょう。
フライパンを熱し、ごま油を入れて香りが出たらセロリを加え、塩、うまみ調味料、お酒で味付けをしてお皿に取り出します。
同じフライパンにごま油を入れ、牛肉とごぼうを入れて炒め、お酒、みりん、砂糖、しょうゆで味付けします。
仕上げにごまを加えれば完成です。

非常に簡単にできる薬膳料理は多々ありますので、試してみてください。

夏におすすめの薬膳

夏というのは、何もしなかったとしても体力が衰えやすい季節ですよね。
夏バテという言葉があるほど、体がだるく感じることも多いと思います。
そういった時に活躍するのが、薬膳料理です。

夏に使用する薬膳としては、水分を補給するのに効果的なトマトやレモン、きゅうりといった食べ物がおすすめです。
夏には多くの汗をかくため、水分補給が欠かせません。
もちろん積極的に水を摂取するようにすることは、脱水症状の予防にもなりますが、美味しい食べ物で補えれば良いですよね。

また、体がほてってしまった場合、体を冷ます効果のある食べ物が良いでしょう。
たとえば、小豆やきゅうり、すいか、とうがん、緑茶、緑豆などの食材が当てはまります。
夏野菜はお安く購入することもできますので、夏には大活躍しそうですね。

暑い日が続くと、自然とイライラしてくる方も多いと思いますが、これは誰でも起こりうるものです。
ですから、精神を安定させる作用のある、うずらの卵や牛乳、小麦、ゆり根などを摂取することをおすすめします。
美味しいものを食べるだけでも心は落ち着き、嬉しい気分になるでしょうが、こういった食材を利用することで更に効果が高まるでしょう。

最近はエアコンなどがあることから、家にいると夏でも汗をかかないことが増えてきましたよね。
これは良いことのように思えますが、汗をかかないと新陳代謝が衰えてしまうため、本来は夏に汗をかくことが大切です。
ですから、できれば発汗作用のあるしょうがや唐辛子などの食材を摂取し、汗をかくようにした方が良いでしょう。

夏の薬膳レシピ

夏に効果的な薬膳レシピをご紹介しましょう。
初心者の方でも手軽にできるものばかりですから、一度試しにつくってみてください。

まず、野菜たっぷり冷しゃぶです。
冷しゃぶは冷たくて、夏には食欲をそそる食べ物ですよね。
その上、たくさんの野菜を使用することで、栄養も多く摂取できます。

材料は、豚肉200g、なす1本、にがうり2分の1本、にんにく、塩、こしょう少々、オリーブオイル、お好みのドレッシングです。
お好みできゅうりやトマトなどの野菜を使用しても良いでしょう。
作り方は鍋にお湯を沸かし、沸騰したら豚肉を茹でます。
冷しゃぶですから、火が通る程度、短い時間茹でるだけで良いでしょう。
氷水で冷やす方も多いでしょうが、豚肉が硬くなりすぎてしまいますので、軽く水気を切る程度がおすすめです。
野菜を食べやすい大きさに切り、フライパンを熱してオリーブオイルを入れたら、にんにくを入れ、切った野菜を入れます。
火が通ったら、塩こしょうで味付けをしましょう。
豚肉をお皿にのせ、その上に炒めた野菜をのせ、お好みのドレッシングをかければ完成です。

次に、豆腐とトマトの冷製スープです。
材料は、木綿豆腐1丁、トマト3個、おろしにんにく適量、岩塩適量、エクストラバージンオイルです。
作り方は非常に簡単で、これらの材料を全てミキサーにかけ、後は容器に入れて冷やすだけです。

非常に簡単でおいしい薬膳料理ですから、初心者の方はこういったものから作ってみると、薬膳料理の楽しさを味わえることでしょう。

秋におすすめの薬膳

夏は非常に暑い季節ですが、秋になると夏の暑さが嘘のように涼しくなりますよね。
肺に優しい食材を使用することが、秋の薬膳において大切だと言われています。
秋には肺機能が活性化されることにより、せきやのどの痛みといった症状が現れることがあります。
また、お肌や髪が乾燥しやすくなりますので、様々なトラブルが起こることもあるでしょう。

肺機能を高める食材としては、長いもやれんこん、豚肉、ゆり根などがあります。
これらは肺機能を高めるだけでなく、潤いを補う役割もあるため、乾燥しやすい秋にはぴったりの食材です。

また、新陳代謝が衰えやすい季節ですから、新陳代謝を活性化するねぎやしょうが、しそといった食材がおすすめです。
こういった食べ物は辛いですが、辛いものを食べることにより、血液の循環を促進する作用をもたらします。
但し、過剰に摂取してしまうと乾燥を促進してしまう可能性があるため、ほどほどにしましょう。

また、甘酸っぱい食べ物は、水分を補う役割があります。
たとえば、梅やレモン、梨、ぶどうといった食べ物や長いも、豆腐なども水分補給に繋がります。
ぶどうや梨などの果物は手軽に摂取することができ、糖分も控えめですから間食としてもおすすめです。

なかなか手に入りにくい食材もありますが、まずは身近なところで購入できるものから摂取してみてはいかがでしょうか。
特に、乾燥肌の方は積極的に秋にぴったりな薬膳料理を食べることで、症状が改善されるかもしれませんよ。

秋の薬膳レシピ

薬膳料理というと、作るのが難しいイメージが強いかもしれませんが、決してそういうわけではありません。
中には非常に簡単なレシピもあり、その1つが豆腐ステーキです。
薬膳料理を学んでいない方でも、豆腐ステーキを作ったことがある方も多いでしょう。
豆腐ステーキも、実は秋にぴったりの薬膳料理なのです。

材料は、豆腐1丁、しいたけやしめじなどのきのこ類、長ネギ、黄耆、中華スープの素、片栗粉、こしょうです。
作り方は最初に黄耆は水でじっくりと煮てだし汁をとりましょう。
豆腐は水気をよく切り、片栗粉を周りにまぶしておき、最初にフライパンで焼いておきます。
その間にきのこ類や長ネギを適当な大きさに切り、フライパンで炒めましょう。
豆腐ときのこ類などを一緒のフライパンに入れ、黄耆のだし汁と中華スープの素、こしょうなどで味付けをした後、水溶き片栗粉でとろみを付ければ完成です。
非常に簡単にできる料理であり、お肌の乾燥を補う効果がありますのでおすすめです。

また、デザートに杏仁豆腐はいかがでしょうか。
材料は、牛乳2と2分の1カップ、杏仁霜30g、水2分の1カップ、砂糖大さじ2、ゼラチン10gです。
シロップは、水1カップ、砂糖大さじ2です。

作り方は最初に分量以外の水でゼラチンをふやかしておき、その後電子レンジにかけて溶かします。
鍋に水と杏仁霜、砂糖を入れ、加熱しながらよく混ぜ、温まったら牛乳を入れましょう。
火をとめてゼラチンを加えたら、しっかりと混ぜ合わせ、粗熱を取ります。
後は容器に入れ、冷蔵庫でしばらくおいて固まれば完成です。

こういった薬膳料理を組み合わせて、秋の味覚を楽しみましょう。

冬におすすめの薬膳

冬は非常に寒い季節ですから、外に出たくなくなってしまいますよね。
そういった時には温かいものを食べて体を温めたいと思うことでしょう。
薬膳の考え方としても、体を温めることは大切ですが、それに加えて腎機能を高めることも大切だと考えられています。

たとえば、腎機能を高める食材として、エビやくるみなどがあり、すっぽんやあわび、黒ゴマ、鴨肉などは腎機能を高めるだけでなく、体に必要不可欠である水分を補給するのにも効果的です。

そして当然体を温める作用のある食材も大切であり、山椒やにんにく、ねぎ、鶏肉、かぼちゃ、唐辛子などがあります。

反対に、冬には体を冷やす作用のある食べ物は避けた方が良いと言われています。
たとえば、夏野菜であるトマト、きゅうり、そして大根やにんじん、バナナ、柿なども体を冷やす作用があるのです。
意外だと感じる食材もあるかもしれませんが、薬膳料理について学んでいるうちに、簡単に傾向を掴めるかと思います。

冬には風邪をひいてしまうことも多く、体調を崩しやすくなりますので、できるだけ毎日の食事において、体を温めるようにこころがけましょう。
たとえば、発汗作用のあるしそやしょうが、ねぎなどの食材を摂取すると良いですね。
冬には鍋をすることも多いと思いますので、こういった事を頭に入れた上で、多くの腎機能を高める野菜を鍋に入れ、美味しく風邪の予防に努めましょう。
家族みんなで、風邪をひかずに健康的に冬を乗り切りたいものですね。

冬の薬膳レシピ

白湯鍋は、薬膳料理店などでも提供されているため、食べたことがある方も多いでしょう。
特に女性に人気の鍋ですが、自宅で作ることもできます。
冬におすすめの薬膳料理として、白湯鍋のレシピをご紹介しましょう。

材料は、骨付きの鶏もも肉400g、お米大さじ2、にんにく1かけ、しょうが適量、松の実10g、お酒大さじ2、だし6カップ、木綿豆腐1丁、白菜4分の1株、きのこ類、塩こしょう少々です。
他にもお好みの野菜があれば加えても構いません。
作り方は、最初にお鍋にお湯を沸かし、ぶつ切りにした鶏肉を軽くその中に入れて火を通します。
お米は水でよく洗い、お茶のパックなどに入れておきましょう。
しょうがをスライスし、鍋にしょうが、鶏肉、お米、お酒、にんにく、だし、松の実、塩を入れます。
煮立つまで強火にし、煮立ったら弱火にして40分ほど煮ましょう。
煮ている間に時々アクを取ってください。
しばらくしたらお米のパックを取り出し、塩こしょうで味をととのえた後に、白菜やきのこ類、豆腐を鍋に加えて火を通します。
完成したら、ポン酢などで食べるだけです。

多少時間は掛かりますが、材料を切って煮るだけですから、非常に簡単ですよね。
白湯鍋は自宅で楽しむことができますし、おもてなし料理としてもおすすめです。
ヘルシーで野菜もたっぷり食べることができますので、家族みんなであったかい鍋を囲み、薬膳料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
日によって材料や味を変えながら、お鍋を楽しんでみて下さいね。

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